◯内田隆典
通告に従いまして、2項目の質問をさせていただきたいと思います。
最初に、熱中症対策について伺いたいと思います。
気象庁は、今年の夏、6月から8月の全国平均気温は平年より2.36度高く、統計のある1898年以降で
最も暑かったと発表しました。これまで最高だった2023年、2024年のプラス1.76度を大幅に超えたと。
気象庁の担当者は、130年近い統計データの中で断トツ、今年の夏の高温は異常だったと言っております。
静岡市においても、8月6日には観測史上全国2番目の記録となりました。
こうした中で、静岡市は、子供たちや高齢者の皆さんに対し、どのような熱中症対策を行ってきているのか、
何点かについて伺いたいと思います。
1点目は、子供たちに対する対応についてであります。
今年は、梅雨明けも早く、暑い日が続きました。こうした中、子供たちの部活動を含め、学校ではどのような
熱中症対策を実施しているのか、伺いたいと思います。
次に、救急搬送の状況について伺います。
救急の出動件数を見ていますと、何と言っても一番多いのは急病、その次は一般負傷、交通事故となっています。
そうした中で、令和7年6月から8月までの救急搬送人数と、そのうちの熱中症及び熱中症疑いで搬送された人数は
どうなっているのか、伺いたいと思います。
次に、高齢者世帯におけるエアコン設置状況について伺います。
天気予報等では、外出はできるだけ避ける、エアコンは適時使用と毎日のように報道がされておりました。
物価高騰の中で、どうしても節約ということが頭から離れません。
そこで伺いますが、本来であれば、静岡市としても高齢者、低所得者の世帯に対するエアコンの設置がされて
いるのかどうか、しっかり調査を含めてきちんとやられればいいと思いますけれども、なかなかそこまでは対応
できていないのではないかと思っております。
現在、静岡市として、高齢者、低所得者世帯のエアコンの設置状況についてどのような把握をしているのか、
伺いたいと思います。
次に、PFASについて伺いたいと思います。
PFASについては、一番の問題は、国がきちんとした基準を設け、原因者に対し、指導と責任を取ってもらう。
そのために、PFAS対応で進んでいる国の対応を早期に取り入れ、住民の健康を守ると、このことを優先すべき
ではないかと考えます。そのことが進まないと、静岡市で起きている住民訴訟等が起こってしまう。
静岡市においては、この間、井戸水への対応について問題になってきました。全国的には、水道水や河川の汚染等
が問題になっています。今年8月の報道によりますと、全国の下水汚泥にPFASが検出されたと報道がされておりました。
京都大のチームが全国から抽出した34か所の下水処理場の下水汚泥を分析したところ、全ての処理場からPFAS
が検出されたとのことです。
静岡市においても、現在、分析中ということですから、次の機会に、調査結果とその後の対応について伺いたいと
思います。
最初の質問ですが、静岡市は、三井・ケマーズ周辺の井戸水から国の指針値で最高7.2倍のPFASが検出された
ということで、飲用をやめ、水道水に切り替えるよう、この間要請をしてまいりました。調査から1年余が経過して
おりますけれども、指針値を超えている井戸について、その後、どのような調査が行われているのか、伺いたいと思
います。
2点目は、指針値を超えた人への対応でありますけれども、市は、指針値を超えた世帯に対して、水道水へ切り替えるよう要請してきました。当然、水道水に切り替えることになれば、工事費用、水道の使用料等、新たな負担が出てきます。
そこで伺いますが、三保地区等での井戸水を飲んでいた件数と、水道水へ切り替えた件数について、当局はどのように
把握をしているのか、それらへの対応状況について伺って、1回目とします。
◯教育局長(増田浩一)
部活動時も含め、学校ではどのような熱中症対策を実施しているのかについてですが、学校は、児童生徒の安全を確保
するための危機管理マニュアルにおいて熱中症対策の項目を設け、未然予防や、万が一の発症時の対応を定めています。
これに基づき、各学校では、体育館、運動場、プールでの授業や部活動などで運動する際は、その都度、計測器を用いて暑さ指数を確認し、熱中症予防運動指針に従って活動を制限しています。
熱中症予防運動指針は、暑さ指数の値に応じて5段階、すなわち、運動は原則中止、厳重警戒、警戒、注意、ほぼ安全に分かれており、指針の段階に合わせ、運動強度の軽減や活動の時間短縮を行っています。
また、児童生徒に対しては、自ら体調管理できるよう、水分補給や長時間ひなたで過ごさないことなど、基本的な熱中症対策を繰り返し指導しています。
部活動では、このほか、休日・早朝の気温の低い時間に練習したり、冷房設備のある教室を休憩時や体調不良時の
クーリングシェルターとして活用したりするなどの熱中症対策も行っています。
◯消防局長(成澤央久)
令和7年6月から8月までの救急搬送人数と、そのうちの熱中症及び熱中症疑いで搬送された人数ですが、静岡市に
おける6月から8月末日までの3か月間の救急搬送人数は9,405人で、そのうち熱中症及び熱中症疑いで搬送された人数は148人となっています。
◯保健福祉長寿局長(山本哲生)
私から、高齢者世帯のエアコン設置状況の把握についてお答えをいたします。
熱中症については、気候変動の影響により、国内の死亡者数が増加傾向であることなどから、国で対策が議論され、令和5年度に気候変動適応法の改正と、熱中症対策実行計画の策定が行われました。当計画において、高齢者や子供等の熱中症弱者のための熱中症対策の具体的な施策の1つに、エアコン利用の有効性や効率的な利用方法などに係る周知の強化が示されていることから、エアコンの利用は、熱中症予防の対策として有効と考えます。
また、令和5年の環境省の資料には、熱中症による屋内での死亡者のうち、約6割がエアコンを設置していたにもかかわらず使用していなかったとのデータがあることから、特に、熱中症弱者である高齢者に、適切なエアコンの利用を呼びかけることは大変重要であると考えます。
こうした中、静岡市では、高齢者世帯におけるエアコンの設置や利用状況などの調査をこれまで行っていないことや、令和7年度に第11期高齢者保健福祉計画策定のため、市内の高齢者1万人を対象に、生活実態や健康状態等を調査する介護予防・日常生活圏域ニーズ調査を行うことから、この調査を活用して、高齢者世帯のエアコン設置と利用状況等について調査をいたします。
◯環境局長(大村 博)
PFASに関する2点の質問についてお答えします。
最初に、国の指針値を超えた地下水の水質調査の継続状況ですが、静岡市では、2023年10月から、環境基準の要監視
項目であるPFAS及びPFOAについて、水質調査の御希望のあった地域住民の皆さんの井戸から採取した地下水の調査を実施しています。
現在は、国の指針値を超えた箇所の代表地点として2か所のモニタリング井戸において、週1回の頻度で水質調査を継続しています。
これまでの調査結果から、地下水のPFAS濃度の改善傾向が見られないため、引き続き調査を継続していきます。
次に、三保地区等での地下水の飲用件数と、その後の対応ですが、静岡市PFAS相談窓口への問合せのうち、地下水を飲用されている方の相談は7件ありました。これらの方に対しては、水質調査への協力と、当面の間は地下水の飲用を控えるとともに、水道等への切替えによる対策を取っていただくようお願いし、その結果、
7件全ての方が対策を実施済みです。
◯内田隆典
熱中症対策ですけれども、高齢者世帯への設置状況は、これから1万人の調査を活用しながらどういう状況か調査をしていくということですから、ぜひ調査結果が出たら前向きな対応をしていただきたいと思います。
質問ですけれども、令和7年6月から8月の3か月での静岡市の救急搬送の統計、先ほど報告がありましたけれども、
全体では9,405人が搬送されたと。見ていきますと、その内訳は、高齢者で5,955人、成人2,861人、乳幼児が298人、
少年286人となっております。
今、答弁されたように、熱中症や熱中症の疑いがあると思われる方148人という答弁がされましたけれども、子供たちに
対しては、いろいろ、小中学校の普通教室や体育館についてエアコン等々が設置がされてきています。
私は、今年の暑さというのは異常だと言われていますから、地球が沸騰しているということも言われておりますから、
エアコンの設置の補助を、2年前にも提案しましたけれども、高齢者、低所得者の皆さんに対するエアコンの補助についてどのような考えを持っているのか、ぜひこれを進めていただきたいと思いますけれども、お考えを伺いたいと思います。
それから、PFASについてですけれども、なかなか調査しているけれども下がらないということですから、心配をするわけですけれども、三保地区で地下水を飲んでいた件数も、今、発表がありましたし、そういう点では、新たに7件の方々は水道水に切り替えるということですから、新たな負担が出てくるわけですよね。
私が気になるのは、そういう負担が出てきているということと、静岡市は、法的な根拠がないから、ケマーズに対して水質調査の費用について請求することができないということを、この間言っているわけです。しかし、その一方、ケマーズは、一部の人に水質調査を行った費用を負担をしてきているという話がされているんですけれども、私は大変おかしな話だなと思ってこの話を聞いていました。
そこで、伺いたいわけでありますけれども、井戸水から水道水へ切り替えた7件の人たちがいるということで、今、答弁されました。私は、こういう人たちに対して、やっぱり企業の負担を求めていくという点で、三者連絡会というのをつくっているわけでありますから、この三者連絡会の中できちんと議題として上げて、やっぱり負担している市民の皆さんの負担を解消していくということが必要ではないかと思いますけれども、当局の考え方について伺いたいと思います。
◯保健福祉長寿局長(山本哲生)
高齢者世帯等へのエアコン設置について、補助制度を導入すべきと考えるがどうかについてですが、令和5年9月定例会においてお答えしたとおり、国の熱中症対策実行計画では、地方公共団体における熱中症対策として、熱中症警戒情報等の活用や、暑さを避ける場所の確保、高齢者等の見守り、声かけ等の対策を推進することが重要であるとされており、エアコン設置の補助については示されていません。
こうしたことから、静岡市では、熱中症警戒アラート発令時の周知やクーリングシェルターの利用促進など、普及啓発の取組を中心に対応を進めており、高齢者世帯等のエアコン設置に係る補助制度を導入する考えはありません。
◯環境局長(大村 博)
井戸水から水道への切替え工事の企業負担を三者連絡会で議題とすべきかについての静岡市の考え方ですが、地域住民の代表である三保地区連合自治会から議題とすべきとの提案があった場合は、三者連絡会でその対応について協議を実施していきます。
◯内田隆典
熱中症対策についてでありますけれども、保健福祉長寿局長は、国の熱中症対策実行計画の中に、エアコンの補助に
ついては示されていないということで、これは補助する考えがないという答弁でしたけれども、全国的にどうなっているのか、少し見ていきました。
名古屋市では、昨今の物価高騰の影響で経済的な理由によりエアコンの設置ができず、自宅で熱中症にかかるリスクが高まっている高齢者の方に、エアコン設置にかかる費用について助成と。上限が9万2,000円になっています。これは、設置と修理も含んでいるようであります。
東京都練馬区は、住民税非課税の世帯へ上限が11万1,000円です。
県内でも、同趣旨の補助をしているのが藤枝市のようであります。
私は、国の対策実行計画の中に補助が明示されていないから静岡市はやらないんだということですけれども、保健福祉長寿局長ね、これは、この問題だけでなくて、静岡市は、国がやらなくても独自に、独自に施策としてやっているというのが幾つもあるわけですよ。
先ほど、消防局長が答弁したように、150人近い人が熱中症の疑いがあるのではないかと、搬送されていると。もう毎年毎年、この大変な暑さですから、高齢者の皆さん苦労をしていると。死に至るケースだってあるんじゃないかと思っているんです。
そういう点では、局長が答弁したように、これから調査結果を、どういう動向かと調査するわけですから、やらないということではなくて、調査結果を見ながら、私は検討をしていただきたいなと思っていますから、前向きに検討していただきたいなと思っています。よろしくお願いしたいと思います。
それから、PFASの問題なんですけれども、私は、7件もね、7世帯も負担している人がいるわけですから、三者連絡会の中で検討をしたらどうだと。これは、もう原因者がはっきりしているんですよ。一時期は、市長は、これはもう公害とまで言った、一時期ありました。だから、原因者ははっきりしていると、問題を起こしたところは。だったら、三者連絡会があるんだから、私はきちんと三者連絡会の中で検討の議題に入れるということが普通の流れじゃないかなと思っていますよ。
三保地区の連合自治会から、何か話がなければ検討しないというのはね、それでは、事務局としての役割は、静岡市が果たしているのかどうかと、私は言いたくなるんですよ。
やっぱり事務局があるわけですから、事務局は静岡市ですよ。それで、ケマーズと連合自治会ですから、やっぱり事務局としてはイニシアチブを果たしてもらうということが、今、求められているんじゃないかと思うんですね。
7世帯のうちに、普通に考えれば、かなりの工事費用がかかる、年間かなりの使用料がかかるということですから、これは大変なことですよ。
私の聞くところによると、1件だけでなくて、やっぱり複数の住宅を抱えて、アパート経営なんかしている人は、年間100万円単位で負担をせざるを得ないという状況も生まれているようでありますよ。
だとすると、やっぱり連合自治会の意見が上がってきてから検討をするのではなくて、私は事務局として、原因者ははっきりしているわけですから、それはどうするのか検討して、やるというのが行政マンとしての態度ではないかと、私はそう思いますから、ここらは、やっぱりもう市長がイニシアチブを発揮して、事務方にそういうことだよと、検討しろということで頑張っていただければありがたいなと思います。
以上です。


