人にも環境にも優しい有機農業を推進しようと、静岡市は
オーガニックビレッジ宣言をしました。日本の有機農業の取り
組み面積は26万6千haで日本の耕地面積の0.6%にすぎません。
近年有機農業への期待が高まり、確実に増加傾向にあります
が、有機農産物の定義となる①化学肥料や農薬を使わない、②
遺伝子組み換え技術は使わない、③農業生産での環境負荷を低
減する、の3要件を満たして生産するには大変手間がかかりま
す。さらに、売る場所がない、専門的な知識を学ぶ場所がない
などの課題もあります。
そうした中で、静岡市は学校給食で取扱い、販路を広げる支
援を始めています。センター方式でどう取り組めるかなど課題
もありますが、小規模な給食センターや清水区の自校方式なら
取り組めるのではないかと期待が寄せられています。