勉強会②上下水道管・施設の地震対策事業-病院等重要施設の線的耐震化-

 水は、川→取水施設→浄水施設→配水池→施設→ポンプ場→
下水処理場→川の順で循環します。現在は「矢印」の上水道、
下水道ともに面的に耐震化を進めており、10%~60%の耐震化
率です。つまり、人命を預かる病院や災害時指令機能を有する
役所や消防署、そして避難所などもどこか一つの上下水道管が
損傷したら、水の供給が止まることになり、静岡市は重要施設
に接続する管路の耐震化は0%です。
 そこで、そうした重要施設を優先して、面的でなく1本の線
として優先的に耐震化を進め、災害時の水の供給を確保します。
一般家庭までの耐震化には一定の時間がかかるので、災害時の
水の確保は日ごろから怠らないようにしましょう。