コロナ禍のもと学校と家庭へ特別なサポートを

 急速に新型コロナ感染が拡大しています。学校では、クラスターの発生防止に最も気を使って
います。これまで本市の小中学校におけるクラスターは幸いにも起こっていません。
 学校における三密対策では、毎朝の検温とマスクの着用徹底、子ども同士の適切な距離の確保
や換気を実施しているとの答弁でした。現状35人学級で教室のスペースが限られている中では限
界があり、この面からも少人数学級が必要です。
 緊急事態宣言のもと首相の一声で実施された全国一斉の臨時休校措置は、実態を無視したこと
も相まって地方自治体や学校現場に混乱をもたらしました。授業の遅れ対策として、1日の授業時
間の延長や夏休みの短縮、補修学習で何とか取り戻しましたが、運動会や修学旅行をはじめ多く
の学校行事は中止、部活動の自粛など学校生活への多大な影響が答弁でも浮き彫りになりました。
 教育委員会が7月に行った子どもたちへのアンケートでも、学習の遅れ、感染や差別への不安が
あることが明らかになっています。とりわけ特別支援学級の子どもたちへの配慮を求めました。
 今後の対策については、安全確保を図りつつ、これまで以上に家庭と連携、学習指導を進める
との答弁がありました。
 学校現場では難しい対応を迫られる中、教員の増員と特別なサポートが必要であること、併せ
て感染予防対策としてクラスター発生の店名公表、集団生活を営んでいる施設での定期的または
任意のPCR検査や抗原検査も全額公費で行うことを強く要望しました。