静岡市市民文化会館条例の一部改正、静岡市清水文化会館の指定管理者の指定、清水両河内学校給食センターの備品の購入の反対討論

41◯17番(内田隆典君) 日本共産党を代表して議案第106号静岡市市民文化会館条例の一部改正について、議案第107号静岡市清水文化会館の指定管理者の指定について、議案第108号特定事業契約の締結について、議案第109号清水両河内学校給食センターの備品の購入について、以上、4点について反対討論を行います。

最初に、清水文化会館のPFI導入に関する3議案についてであります。

PFIは民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用した公共施設等の整備等の促進を図るための法律ということで、1999年に制定されています。その目的として、効率的かつ効果的に社会資本を整備する、国民に対する低廉かつ良好なサービスを整備する。特徴としては民間には資金があり、経営能力、技術的なサービスをする。経営はできる限り民間事業にさせようということであります。

これだけ見ますと、PFIはよりいい点ばかりあるように思われますが、幾つかの問題点も指摘をされております。住民の安全や権利の保障など、公共施設に求められる点が、民間事業者が利益を追求する中で確保できるのか、公共施設について主人公である住民の意思や地方議会での議論を尊重して主体性を確保することは、果たして可能か。民間事業者への配慮を強調され、事業者に支障が生じたとき、地方自治体と住民がその損失の負担を負う問題等指摘をされております。現に、福岡市や仙台市においては、安全性の問題、採算等の問題を起こしております。

今回のPFI事業は、文化施設は静岡市として初めてのものであり、各方面から注目を集めました。しかし、平成20年2月29日付で行った入札公告については応募者がなく、入札が中止となりました。その後の入札公告でも1グループとなったため、最終的には当確1グループを対象として、性能評価、審査委員並びに総合評価を実施することになりました。選定委員会は約1年5カ月にわたり、厳正かつ公正な審査を行い、優秀提案者を選定したと言われている。

しかし、その審査講評は、かなり厳しいものになっております。にぎわいの創出の点では、清水駅周辺での地元企業、関係組織、団体等からさまざまな関心表明書を集めているが、協力の具体的内容が示されていない。あるいは抽象的であり、具体性に乏しい、利用料金についても大小ホール舞台やギャラリーの時間貸しについては対応しておらず、既存施設の利用者確保策として不十分。独自の需要予測を実施したものと想定されるが、詳細が不明であり、結論のみ示されている。事業計画では、業務全般について、市との調整、連絡、報告等の記載がない。提案書全般を通じて、運営主体のノウハウや工夫が読み取れない。業務への理解度、取り組みの方針では、グループの意思統一が不十分であると、他にもびっくりする内容が指摘をされているわけであります。

市は契約を優先させる余り、維持管理を丸投げし、これで大丈夫なのか、詳細が示されていない問題等々、多くの問題が指摘をされております。同時に、維持管理、運営期間が平成20年5月1日から平成39年3月31日までの15年間とある。経営面での調整が事前にされているのか、疑問であります。

次に、指定管理者についてであります。

今回、鈴与コンストラクションホールディングス株式会社を代表企業に15の会社でグループを構成しています。指定管理者制度は利用者住民の参加や住民のチェックの補充が欠けています。地方自治体の公共サービスは地方議会ですべて監視することができますが、住民のために役立つ管理をしているのかどうかについて、議会が監視、監督することになります。ところが、営利企業が管理することになると、議会による監視が大幅に後退します。今回、運営委員会が指定管理者にゆだねられていますが、市民の意見が十分反映されるのかどうか大変心配されます。126億という巨額な税金を投入しての施設、建設から運営管理まで、もっと慎重な対応が求められるのではないでしょうか。

次に、清水両河内学校給食センターの備品の購入についてであります。

これまでの給食室の老朽化に伴う給食室の建設なり、備品購入費の契約金額が出されております。22年2月完成予定で配食希望1,000食、10の幼稚園、小中学校に配食予定がされております。園児、小中学生にとって1日3回の食事の中でも、学校での1回の学校給食の機会こそが、食育を学ぶ重要な場です。この食材がどこでとれたのか、どんな栄養があるのか、食べ物、調理員さんへの感謝、学校給食の果たす役割は大変重要です。

また、地産地消の推進の上で大切なことは、安全で安心ができ、生産者と消費者の関係が顔が見える関係であるべきなのに、大規模給食センターではお互いの顔が見えにくくなります。食育を学ぶ大切な場が学校給食です。単に、経費節減という観点だけで評価するべき問題ではないと思います。地域、そして日本の未来を担う子供たちの心身ともに健全な発育を願うなら、自校方式の給食は不可欠なものだと思います。安全で温かいおいしい給食という無二の願いでもあります。

清水区内ではこれからもいろんな機会に合わせて、センター方式が導入される計画ですが、センター方式ありきの計画を改めることを指摘し、討論を終わります。