市民のくらしを最優先し「市民と『共創』、根拠と共感に基づく政策執行」(市長所信表明)を-24年度予算編成と行財政運営について市長に申し入れ-

 市議団は11月21日、難波市長に「2024年度予算編成と行財政運営についての申し入
れ」(重点要望18、部局ごとの個別要求219)を提出し、市政に反映するよう要望し
ました。
 冒頭、内田市議団長は、市政運営にあたって改めて①静岡市自治基本条例に則るこ
と②4次総の定住人口維持・回復目標への見直し③大型ハコモノ事業優先でなく市民
生活を守る事業の拡充を求めました。
 続いて、寺尾議員が、教職員の定数不足解消と、市長の公約でもある学校給食費無
償化(公約は部分的)を求めました。さらに、市川議員は、国保料の引き下げと子ど
もの均等割減免の実現、高齢難聴者の補聴器補助を訴え、杉本議員からは市の責任で
のバス路線の拡充や他都市で介護予防に役立っている敬老パスの復活を求めました。
 これに対し難波市長は、「市はそんなにハコモノをやっていないのではないか」と
驚くような認識を示しました。また、教職員の多忙化解消は解消するとしつつ、「
学校給食費の無償化は国がやるべきで市が全部やるのは違う」と述べました。国保料
の引き下げには否定的な一方で補聴器補助は検討したいと前向きでした。公共交通の
拡充は市の責任として乗り合いタクシーと基幹バスの連携を行って行くとの考えを
示しました。