台風15号被災者支援、市民の命と暮らし最優先に 23年度予算編成及び危機管理について市長申し入れ

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 市議団は11月25日、田辺市長に「2023年度予算編成と行財政運営についての申し入れ」(重点要望16、部局ごとの個別要求192)及び台風15号によ
る災害を受けての「静岡市危機管理に関する要望書」を提出し、市政に反映するよう要望しました。
 内田市議団長は、市政運営にあたっては静岡市自治基本条例に則り、市民の
声をしっかり聴くことが重要だとし、台風15号の被災直後の初動体制の不備を
指摘するとともに、問題点をしっかりと検証するよう求めました。
 寺尾議員は4次総について、定住人口目標を明確にし、大型ハコモノ事業か
ら防災、福祉、子育てなど、市民生活向上を中心にすべきであり、SDGsを
推進する市としてジェンダー平等の理念を市政全体に活かす必要性を強調しま
した。   
 市川議員は、高すぎる国保料で疲弊している加入者の実態を告発し、引き下
げるべきと力説。杉本議員は頻発する自然災害の根本には気候危機があり、温
室効果ガス削減目標を引き上げることや憲法の要請である子どもの貧困対策、
子育て支援としての学校給食費無償化への決断を迫りました。
 田辺市長は、「令和の豪雨は規格外、台風15号による災害、特に水では迷惑
をかけた。甘かった」とし、しっかりと防災対策を行っていくと応じました。
また、定住人口目標は示さず、温暖化対策では清水港をカーボンニュートラル
にすると述べ、学校給食無償化は財政的に厳しいと、背を向けました。
(「2023年度予算編成と行財政運営についての申し入れ」の冊子を作ります。
必要な方は市議団までご連絡ください。)