市民の感覚とずれたままでよいのか-清水庁舎移転問題-

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 田辺市長は、9月市議会において新清水庁舎の津波浸水想定区域への移転にかかる予算と条例を提案、与党はこれに賛成、可決した。11月議会においてもその姿勢は崩していない。市民からは「どうして津波が来るという所に、あえて庁舎をもっていくのか、市長の感覚を疑う」との声が広がっている。市民への説明不足は論を待たないが、説明しても理解できないこともあると市長は知るべきではないか。
 市民団体が庁舎移転の是非を問う住民投票を準備している。市民の本音がどこにあるのか、しっかり耳を傾け、それを活かすことが市政のかじ取りを任せ られている者の使命ではないか。