東北・関東大震災を受けて、地震に強いまちづくりに関する申し入れ

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11-03-163月16日、党市議団は「東北・関東大震災を受けて、地震に強いまちづくりに関する申し入れ」を行いました。

以下は、申し入れの内容では。

3月11日、東北・関東地域をマグニチュード9.0の巨大地震が襲い、甚大な被害をもたらしました。犠牲になられた方々に心から哀悼の意を表するとともに、被災者・被災地のみなさんにお見舞いを申し上げるものです。

いま、全国民と全自治体がもてる力を救援と復興に集中すべき時です。

 

被害の全体の実態は、いまだに不明ですが、1923年に死者・行方不明者10万人を出した関東大震災以来の大惨事となることが予想されます。

今回の地震では、巨大な津波が被害を甚大にしました。同時に、福島原子力発電所において日本で初めて炉心溶融が起き、それによる放射能漏れが住民多数に被曝被害をもたらしました。

こうしたことから、いつ起きてもおかしくない東海大地震の震源域にある本市にとって、今回の大震災にたいして下記の対応をとるよう求めるものです。

1、被災自治体にたいして最大限可能な救援活動をすすめること。

2、猛烈な津波が甚大な被害をもたらしたことを受けて、本市防災計画を見直 し、抜本的に津波対策を強化すること。津波被害想定を見直し、防潮堤の調査・点検と対策、避難ビルの必要な確保や避難所(避難タワー)の設置を清水区・駿河区ですすめること。

3、住宅の耐震補強助成を拡大し、予算を大幅に増額すること。

4、世界一危険といわれる浜岡原発について、今回の福島原発の事故で「安全神話」が崩れたことをふまえ、中部電力にたいして、抜本的に総点検をおこない、M9以上を想定した地震対策と津波対策を早期に強化するよう求めること。