昨年9月の台風15号により、葵区平野の農業集落排水処理施設で、非常用エンジンポンプの給油要請を市から受けた作業員死亡するという事故が発生しました。人命が失われた重大事故であり、原因究明と再発防止について、市川正議員が質疑にたちました。
市からは、
①直接の死因は施設内に滞留した水による溺死であるが、その原因はエンジンポンプのマフラーが腐食し漏れた排気ガス中の一酸化炭素中毒とみられる。施設を管理する静岡市に管理上の瑕疵がることから損害賠償に応じる
②同じ構造の11施設を一斉点検した結果、5施設のエンジンポンプに同様の腐食が見つかり、パテ補修など応急処置を行った
③2施設は老朽化が著しく直ちに更新し、残る施設についても順次更新し、エンジンポンプは重点点検項目に加えて維持管理に努める、との答弁でした。
また、この死亡事故は施設管理の瑕疵によるもので災害関連死には当たらないとの見解を表明しました。